とあるメガテン200Xのうちわなお話

真女神転生TRPGのキャンペーンうちわ話

第1話あらすじ

第1話 <とある悪魔をインデックス(に見立て)>

キャンペーン1話目。

 学園で密かに流行る『クリフォト様』。その実態は、自撮りアプリ『クリフとフォト写』に憑依した電霊【堕天使クリフ】が腐女子から生体マグネタイトを吸収するという悪魔の仕業によるものだった。
 一方、キムラヌート(物質界、邪悪の樹クリフォト、参照)の統治者にして数多の悪魔の母【ナヘマー】は、隙をもてあましていた。たまには自由に地上界へと遊びに出たいのだが、部下と地上界の交渉役に諭され、その不満がMAXに達していた。
 なんとかして地上界て遊びたい【ナヘマー】と上質な生体マグネタイトを欲する【堕天使クリフ】が、たまたま同時に目をつけたのが、天花寺 真理亜(てんげいじ まりあ)だった。

 真理亜を闇の妃とするべく、霊体を電霊界へ拉致する【堕天使クリフ】。自由を求め、真理亜への憑依を強行する【ナヘマー】。それぞれの思惑が偶然の一致により、交錯する。

 まさに科学と魔術が交錯する時、キャンペーンは始まる!(ドヤァ

 
 

解説


◯アプリ『クリフとフォト写』
アナタの内面を自撮りされたアナタが告白。隣に映る(AR)堕天使クリフがその告白を慰めてくれる。
課金すると発言がより過激に、より多角的になる!
 聖なるセフィロトと闇のクリフォトは写し鏡である、人間の中にある闇の部分を自身の写し身に語らせ、それをイケメンになじられる事によって快楽へと誘う腐女子をターゲットにした画期的アプリである!

◯電霊『堕天使クリフ』
 腐女子の妄想が産んだ悪魔

◯クリフォト
 邪悪の樹は生命の樹セフィロトを反転させた構造をしており、下方に沈むにつれて、より強い悪の概念、虚無の世界へ沈んでゆく。クリファーと呼ばれる10の
外殻によって構成され、それぞれ対応する悪魔によって支配されている異界が存在する。

◯ナヘマー
 数多の悪魔の母にして物理主義キムラヌートの支配者。救いがたい姦淫者とされているが、今作では、おバカなお気楽女の子悪魔。
 https://seesaawiki.jp/doragonprovidence/d/%CA%AA%B9%A5%CB%E2%A5%CA%A5%D8%A5%DE%A1%BC

 

 せっかく上条さん的なキャラがいるので、というかお願いしたので(笑)、おバカな女の子悪魔を軸にして、メガテンをとある感じにアレンジしてみる。

メガテンに詳しいPCが二人いるので、ボスは毎回アレンジ自作で属性誤魔化し…今回初プレイの人もペルソナネタなら通じるのでは!という安易さから、演出を初代ペルソナ風に、ザコ傾向をシャドウに固定したのが失敗。PCに変に先読みされて事件原因までもペルソナがらみとミスリードになってしまい、反省。

 物語の始まりとして覚醒イベント、NPCの顔出しと立ち位置説明。PC同士の関係性の構築等、わかりやすい展開をと思っていたのですが、やはり詰め込み過ぎ…舞台背景の説明をないがしろにした為、PCには、現在でも把握してもらえてないというか伝えきれていない(笑)

 悪魔との初戦闘で神城と榊の覚醒、真理亜の精神入れ換わりからのラノベ的展開を踏まえ、何かが起こっている演出とインデックス的キャラアピール。

 影森がナイ神父から銀の鍵をもらい、電霊界へと侵入し、【堕天使クリフ】撃破して1話目、終了。



未公開マスターシーン

◯黒髪の女性
「覚醒(めざ)めたようね。サカキのお姫様。」
中庭の学園長の銅像と自撮りしながら、黒髪の女性が怪しく微笑む。
 教室の中を暫く窺っているとスマホから女性を罵倒する男の声が。黒髪の女性は、頬をピンクに染め、再び視線をスマホへ。

◯とあるチャット
 ミ:回りくどく、お願いして苦労かけましたね
 タ:いやいや僕はちゃんと伝えてたんですよ(-_-;)
 ミ:まぁあの子の意思は尊重してくださいね
 タ:それはもちろんです。無理やりはないです。
  ただ、まさかゲームアプリと思われてたとは…
 ミ:あの子らしいですね(⌒‐⌒)
  では、くれぐれもお願いしますね。




◯独占インタビュー
ーどうしてミキだったんですか        「すべて、僕を支えてくれるスタッフ、僕の考えを支持してくださる市民の皆様によるものであって、それをどこでなんて、ホントどうでも良かったんだよ。」
インタビュアーの様子に気をよくしたのか、男は饒舌に続ける。
「なぜミキだったかだっけ?。ただそこに困っている人がいて、僕は、それを周りに伝える事ができる場所にいる。だったら、伝えるよね?それを聞いた君が、貴方が、彼が、応えてくれる。賛同もあれば、否定もある。一人一人は、小さな力、小さな声でも合わされば、大きなパワーになる。僕は、そこにいただけなんだよ。そこにいて、必要とする人に伝えただけ、その場所が、たまたまミキだったから、趣向を凝らせて今では根幹都市なんて名乗ってみたけどね(笑)」
全く答えになっていないように感じられるがインタビュアーは、深く頷きながら、なるほどとしきりに相づちを打ち、高揚した表情で話しに聞き入っている。
すると熱く語る男の背後から、秘書らしき男が耳打ちをする。
「もっと、もっと皆のパワーを届けるよ。それが僕の使命。まずは、皆のパワーをカタチにしようって話。岩屋の金水 カムバックウォーター。」
どこからかペットボトルを取り出す。
地域活性化の一つ。でも面白くない?ただの水、だけど、頑張ろーって想いが詰まった水、負けてたまるかって想いが詰まった水、力が湧いてくるよね。疲れを忘れちゃうよね。これイイんだよ、ホント。」
まるで少年のように無邪気な笑みを浮かべ、水を一気飲みする。
「あ、もう時間?ちゃんと宣伝してね、カムバックウォーター。ん?次?そうねぇ、アメリカ合衆国大統領と対談。なーんてね。水のイベントよ、じゃぁよろしく。」
手をふり、足取り軽やかに男は去っていく。
秘書の男もインタビュアーを一瞥し、何かを小声で呟き、後へ続く。