とあるメガテン200Xのうちわなお話

真女神転生TRPGのキャンペーンうちわ話

第3話あらすじ

第3話 <世界樹の迷宮 『伝説の樹の中で』>

 神城 幻一郎は、学園都市ミキを更に発展させる為、森林公園上空にミキを象徴するランドマークの建設『天空都市 ミキドラシル』計画を発表する。
 一方、未だに、ミキに潜む闇は、まさに害虫のように蝕んでいく。学園都市ミキの地下に、この日本の力全域に根を張り、守護する存在【ミキドラシル】を蝕んでいく。


解説


 只埜 (ただの ひとよ)にスポットをあてた第3話。シナリオはランダムトランプダンジョンonlyにし、コネとの交流を軸にお話を展開。会わなかったコネは、キャンペーンの終末に備えて、徐々に行動始める。

 導入でタケオを通してPCに樹がキャンペーンの軸となる象徴オブジェクトであることを再度、提示。
 卑怯な二択ではあるが、この後の話を聞くか聞かないかを選択させて、キャラ属性の演出。
 続きを聞くとしてた場合、『天空都市』計画の絡みでミキの地を護るミキドラシルに影響が無いように、縁のある英霊が眠る地を廻って、異常がないか確かめるシナリオ展開に。(異界化した地をダンジョンアタックする内容は一緒。)
 続きを聞かない選択だったので、榊ルートからの導入に変更。ミキを守護する【ミキドラシル】様を助けてくださいという地元悪魔からの依頼導入。

 前回、謎のガンナーが暗躍する意図がわからない状態を受けての今回なので、引き続き意図不明な行動を継続。
 これもクレームきそうですが、他のTRPGと違ってマスターシーンは未公開で基本、調べない限りは情報出さないという意向と、影森メイン回が次回だから、まだ調べなくて良いかなという流れ。だが、しっかり暗躍して今回の事件も原因ですよと…スミマセン。

 今回は竹中半兵衛がダーク/カオスに闇落させられてミキドラシルで暴れてますと、簡単な真相。
 ランダムトランプダンジョンのランダムイベントで半兵衛の逸話を入れて演出。
 出目の偏りによる戦闘過多、月齢に修正の必要性があるとわかり、次回以降の活用に活かします。

 ボス性能は、知将イメージを裏切る形でガチガチの全体攻撃バステ付き3種とテトラカーン(交互でマカラカーン)をする単体、展開型ボス。イメージとしては、戦場全体を配下に囲わせてる為、全ての攻撃が全体攻撃というイメージ。HP350、3段階。
パターン行動のみの単純な敵だが、あわよくば、全滅イベントを差し込みたかったので、押し込めたら良いかなくらいのバランスで作成。

 BS対応。敵のHP予測。パーティー間連携。搦め手の打破法。等を必要とする、多少はメガテンの敵ぽくしたかったがPCには、不評だったみたいですね。

 半兵衛撃破で満を持してのミキドラシル様登場。半ば強引に只埜にコネ取得してもらい、ミキの地を守ってくださいと依頼する。
 次回導入で、後付け設定を生やすことを先にお詫び申し上げます。(笑)

 

未公開行動マスターシーン。


◯神社に黒塗りのバンが停車する。バンからは、黒スーツの男が数人降りる。
「何度来られても、協力はできない。お引き取りくだされ。」
その眼光は鋭く、相手を見据える。
「今回は、もう話し合いではないんですよ。サカキの力、そろそろご教示願えませんか?」
境内を掃き掃除していた男の周りを黒スーツの男達が取り囲む。
「分家の方からでは、やはり無理でして。なんなら、先に奥様と娘さんからお聞きしましょうか?」
リーダーらしき男が、目線で指示をだしながら言う。
「待て!妻は、外の者ゆえ、何も知らぬ。」
相手の強行策に、慌てて止める。
「ならば、娘さんに」
ニヤリと下卑た笑みを浮かべ、続ける。
「娘も、まだ理解しておらぬ!何も知らぬも同然だ。」
「まぁ、こちらとしては、知ってても、知らなくてもかまわないんですよ。」
決まり文句の完成とばかりにさらに口角をあげ下品な笑みで嗤う。
「くっ、家族と一族に手出ししないと誓え、ならば……私が行こう。」
「賢明な判断で、助かります。無用な争いは、ないに限りますからね。」
黒スーツの男達に取り押さえられ、男はバンに押し込まれる。

◯場所は変わって、今度は西洋風の建築、景観。
室内では艶かしい姿の女の子が、周りにいる執事風の男に、気だるそうに呟く。
「わらわは、暇じゃ~、ソーマのところに遊びに行きたいのじゃ。」
「そんなホイホイと地上に出られては困ります。たかが人間の男に現を抜かすなんて、母様らしくない。」
慣れた口調で嗜める。
 「カミシロ ソーマでしたっけ?神代 葬魔なんて物騒な忌み名持ち、やめておいてください。」
「ソーマは物騒でも忌み名でもないのじゃ。ソーマはソーマじゃ。わらわは、ソーマの大事な女を預かれる程、信頼されておるのじゃぞ。」
「それは、異性として見られてないって事じゃ…。」
「ムー‼️」
 執事の一言に母様と呼ばれた女の子は、顔を真っ赤にしてバタつく。
「でーたーいー。外でーたーいー。」
「駄目です。これから外殻の主の集いがありますので、絶対に駄目です。」
「あーそーびーたーいーのーじゃー」
建屋全体に声が響き渡る。


◯とあるチャット画面上

ミ:もうあんなに大きくなったんですね。
タ:あれから、20年は経ちましたからね。
ミ:結局、巻き込む事になってしまいました。
タ:僕としては、あなたの側が結果的に一番安全では
 ないかと思うんですがね(笑) 
ミ:タケオには、本当に苦労をかけますね。
タ:いやいや、八方美人は得意ですんで、しばらくは
 まだ大丈夫かと( ̄▽ ̄;)
ミ:くれぐれも注意して下さいね。
 あなたも私の恩人なのですから
タ:無理のないよう立ち振舞います。


◯予言の書と子どもの拙い字で書かれたノート

 中は、ほとんどが、書いた上から黒でぐちゃぐちゃに書き消されていて判読出来ない。

 色々なものがガチャガチャくっついた銃?
その下に「ねがいごとかなえガン」と書かれている

 絵日記のようなラクガキ
ーみきがまわりをきゅうしゅーがっぺいし、
 ミキになる。ミキは学園としとなる。
ー公園のそらに町ができて、みんなで住む。
ーだいとうりょうとあく手。
 世界だいとうりょう、たんじょう

第2話あらすじ

第2話 <ふたりは本気純真~マジピュア~>

 かつて播磨の国に逃げ延びた二人の皇子がいた。播磨の地でミキに守られ、育まれ、天皇へと返り咲いた純真な皇子たち。
人を憎まず、互いを尊重し、何でも兄弟譲り合ってきた二人の絆を引き裂こうとする邪悪の影が、ひっそりと学園都市ミキに這い寄る。堕落へと突き落とす影は、まるで樹に巣食う害虫のようにミキの地を蝕んでいく。

 一方、学園長の神城 幻一郎は、『二人のオケ皇子』の話を元に、『志染の岩屋』をカムバックに成功するパワースポットと称してイベントを企画していた。今年、見事にカムバックを果たしたプロ野球選手 桶村 英雄と伝説のアリーナダイブから奇跡の復活をしたビジュアル系バンド オルクアンケイルを招いての特別イベントだ。
 天花寺 真理亜は、そのイベントのイメージガールとして、【二人の皇子】が愛した女性【根日女 ねひめ】のコスプレを偶然、頼まれていた。

 必然を偶然が凌駕するとき、物語は加速する!


解説

◯二人のオケ皇子と根日女
 播磨風土記をググって下されば、出てきます(笑)

◯シブレ山の天狗様
 シブレ山には、天狗様がいるという伝承より、
土地神として中ボスで作成。


◯桶村英雄とORUK AND KEIL
 まぁ、そういう人らがいるってことで…
体のいい雑魚キャラです。

 導入として、唯埜 長男から、PCに悪魔からの依頼のお手伝いを要請。これにより、シナリオサブミッション。『悪魔からの依頼』が毎シナリオ発生する事になる。PCへの追加経験点、悪魔カード補填として運用。

アプローチシーン導入として、昴を『サカキの姫』と敬い、ミキに不穏な気配が迫っているから助けてと押し付け気味に地霊からお願いし、シブレ山の天狗に会いに行くという目的を設定。

榊 昴(さかき すばる)にスポットをあてた第2話。メガテンらしく、PC達には公開されないNPCの行動(未公開マスターシーン)により、事態は逐次、変化していく感じをだしたかったのだが…。

 榊=栄樹(さかき)としたり、三木=ミキ→御気、神酒、御樹と漢字替えによる言葉遊びを堪能。
 天狗様が
「御樹は、この地を護る御氣であり、かつてさる皇子らもその身肌を守る為、神樹を頼りて、この地に身を寄せ湧き出でる神酒にて、身を清め、育み、英気を養われた。サカキ(栄樹)の姫よ、決してミキを途絶えさせてはならぬぞ。」
と樹がキャンペーンの下地にあることを明確に、提示。と別の箇所にGMが力を入れてしまった為…

ナイ神父に唆された少年が、歪んだ想いを純粋に叶えようとする。
という2話先の伏線を張る思惑が、GMの読み違えでナイ神父と影森がアプローチシーンで邂逅せずという大失態(笑)
GMもシーン作れば良かったのに、ド忘れ(笑)
その為、ラスト前まで敵の動向が全くわからないけど、なんか危ないみたいという非常にダメな流れに。

 展開型ボスを試験運用。二皇子で1人換算でHP、展開数を調整。
高レベルの攻撃で、HPは半分。展開数も半分


ボス戦前に、真理亜が謎のままの敵から撃たれる演出(世界滅亡のカギらしいので)をするが、颯天の機転で、無事回避する。もう少しナヘマーの属性内面的な演出をしっかりと出来れば良かったが、力量不足により、割愛してしまう。

 1話目、2話目とランダムトランプダンジョンで異界化した場所を探索するというメガテン的アクションをしたかったが時間の都合により全カット…
 よって3話目は、がっつりダンジョンに決定(笑)

 

未公開マスターシーン

◯【岩屋の金水 カムバックウォーター】特別ライブ会場にて
「キャー‼️オルク様ぁ。こちらにもお願いしますー‼️」
ガンガンにヘッドバンキングをしながら、黒髪の女性がリクエストをおくる。
ステージ上では、イベント用の噴水設備で客席に向かって、放水するビジュアル系アーティスト。
大量な放水により、ほどなくびしょ濡れになる女性。が、歓喜に沸いていた女性が急に怪訝な顔をする。「せっかくのライブ、せっかくの神水が、台無しですわ…淀んだ大気、荒んだ邪気…火照りも興もさめてしまいましたわ。」
そうひとりごちると女性は、気だるそうに会場を後にする。

◯窓一つない部屋に壁にもたれ掛かるように座り、携帯端末の画面を食い入るように見る少年とその傍らに立つ神父服の男性
「どうデス?ワタシの言葉を信じてみませんカ?」
画面には、巨大な樹木、樹皮はどこか人の顔のように見え、足元は、血のように滴る赤。そんな樹木に、身体中を枝や葉、根が絡みつき、1人の高校生くらいの少年ががんじがらめに囚われている。
「アナタなら、助ける事がデキル。アナタしか助ける事デキナイ。」
歪んだ笑みを浮かべ神父服の男が言う。
「どうすればいいの?」
少年は男の言葉を信じたのか、画面を見つめたまま、問う。
「とても簡単。この地に縛られた霊を解放スレバ、彼を縛る呪縛もナクナル。樹木の力が弱まれば、彼は容易に解放サレル。」
そう言うと、カバンからボロボロの前半部分が破れたノートを取り出し、少年に渡す。
「なつかしいデスカ?。使い方は、アナタの方が詳しいですヨネ。」
ニタァリ。そう形容するのがぴったりなくらい口角をゆっくり吊り上げ男は嗤った。

今さらな設定

今さら説明出来ない(してなかった)メガテンキャンペーン設定 

園都市【ミキ】は、兵庫県の約半分を占める根幹都市【ミキ】市の中心にある巨大学園である。
市長にして学園長である神城幻一郎(かみしろ げんいちろう)は、圧倒的なカリスマ性と確かな実行力によって、超巨大地方自治体をつくりあげた。
その手腕は、吸収された自治体の代表がしばらく気づかずに仕事を継続してしまうほど、鮮やかであり、合併による不具合もほとんどなく、まるで以前からそうであったかのようにスムーズに行われた。

学園長の甥、神城颯天(かみしろ そうま)は、そんな叔父の偉業を知るよしもなく、ごく普通の学園生活を送っている。

天花寺 真理亜(てんげいじ まりあ)』
キャンペーンヒロイン。
某ヒロイン作成チャートにより、生誕した。
おせっかいやきのナイスバディ。命の危機を感じると「はわ~」と鳴くメガネっ娘、おさえるところを備え持つ世界滅亡の鍵的運命を持つ正統派ヒロイン。

第1話あらすじ

第1話 <とある悪魔をインデックス(に見立て)>

キャンペーン1話目。

 学園で密かに流行る『クリフォト様』。その実態は、自撮りアプリ『クリフとフォト写』に憑依した電霊【堕天使クリフ】が腐女子から生体マグネタイトを吸収するという悪魔の仕業によるものだった。
 一方、キムラヌート(物質界、邪悪の樹クリフォト、参照)の統治者にして数多の悪魔の母【ナヘマー】は、隙をもてあましていた。たまには自由に地上界へと遊びに出たいのだが、部下と地上界の交渉役に諭され、その不満がMAXに達していた。
 なんとかして地上界て遊びたい【ナヘマー】と上質な生体マグネタイトを欲する【堕天使クリフ】が、たまたま同時に目をつけたのが、天花寺 真理亜(てんげいじ まりあ)だった。

 真理亜を闇の妃とするべく、霊体を電霊界へ拉致する【堕天使クリフ】。自由を求め、真理亜への憑依を強行する【ナヘマー】。それぞれの思惑が偶然の一致により、交錯する。

 まさに科学と魔術が交錯する時、キャンペーンは始まる!(ドヤァ

 
 

解説


◯アプリ『クリフとフォト写』
アナタの内面を自撮りされたアナタが告白。隣に映る(AR)堕天使クリフがその告白を慰めてくれる。
課金すると発言がより過激に、より多角的になる!
 聖なるセフィロトと闇のクリフォトは写し鏡である、人間の中にある闇の部分を自身の写し身に語らせ、それをイケメンになじられる事によって快楽へと誘う腐女子をターゲットにした画期的アプリである!

◯電霊『堕天使クリフ』
 腐女子の妄想が産んだ悪魔

◯クリフォト
 邪悪の樹は生命の樹セフィロトを反転させた構造をしており、下方に沈むにつれて、より強い悪の概念、虚無の世界へ沈んでゆく。クリファーと呼ばれる10の
外殻によって構成され、それぞれ対応する悪魔によって支配されている異界が存在する。

◯ナヘマー
 数多の悪魔の母にして物理主義キムラヌートの支配者。救いがたい姦淫者とされているが、今作では、おバカなお気楽女の子悪魔。
 https://seesaawiki.jp/doragonprovidence/d/%CA%AA%B9%A5%CB%E2%A5%CA%A5%D8%A5%DE%A1%BC

 

 せっかく上条さん的なキャラがいるので、というかお願いしたので(笑)、おバカな女の子悪魔を軸にして、メガテンをとある感じにアレンジしてみる。

メガテンに詳しいPCが二人いるので、ボスは毎回アレンジ自作で属性誤魔化し…今回初プレイの人もペルソナネタなら通じるのでは!という安易さから、演出を初代ペルソナ風に、ザコ傾向をシャドウに固定したのが失敗。PCに変に先読みされて事件原因までもペルソナがらみとミスリードになってしまい、反省。

 物語の始まりとして覚醒イベント、NPCの顔出しと立ち位置説明。PC同士の関係性の構築等、わかりやすい展開をと思っていたのですが、やはり詰め込み過ぎ…舞台背景の説明をないがしろにした為、PCには、現在でも把握してもらえてないというか伝えきれていない(笑)

 悪魔との初戦闘で神城と榊の覚醒、真理亜の精神入れ換わりからのラノベ的展開を踏まえ、何かが起こっている演出とインデックス的キャラアピール。

 影森がナイ神父から銀の鍵をもらい、電霊界へと侵入し、【堕天使クリフ】撃破して1話目、終了。



未公開マスターシーン

◯黒髪の女性
「覚醒(めざ)めたようね。サカキのお姫様。」
中庭の学園長の銅像と自撮りしながら、黒髪の女性が怪しく微笑む。
 教室の中を暫く窺っているとスマホから女性を罵倒する男の声が。黒髪の女性は、頬をピンクに染め、再び視線をスマホへ。

◯とあるチャット
 ミ:回りくどく、お願いして苦労かけましたね
 タ:いやいや僕はちゃんと伝えてたんですよ(-_-;)
 ミ:まぁあの子の意思は尊重してくださいね
 タ:それはもちろんです。無理やりはないです。
  ただ、まさかゲームアプリと思われてたとは…
 ミ:あの子らしいですね(⌒‐⌒)
  では、くれぐれもお願いしますね。




◯独占インタビュー
ーどうしてミキだったんですか        「すべて、僕を支えてくれるスタッフ、僕の考えを支持してくださる市民の皆様によるものであって、それをどこでなんて、ホントどうでも良かったんだよ。」
インタビュアーの様子に気をよくしたのか、男は饒舌に続ける。
「なぜミキだったかだっけ?。ただそこに困っている人がいて、僕は、それを周りに伝える事ができる場所にいる。だったら、伝えるよね?それを聞いた君が、貴方が、彼が、応えてくれる。賛同もあれば、否定もある。一人一人は、小さな力、小さな声でも合わされば、大きなパワーになる。僕は、そこにいただけなんだよ。そこにいて、必要とする人に伝えただけ、その場所が、たまたまミキだったから、趣向を凝らせて今では根幹都市なんて名乗ってみたけどね(笑)」
全く答えになっていないように感じられるがインタビュアーは、深く頷きながら、なるほどとしきりに相づちを打ち、高揚した表情で話しに聞き入っている。
すると熱く語る男の背後から、秘書らしき男が耳打ちをする。
「もっと、もっと皆のパワーを届けるよ。それが僕の使命。まずは、皆のパワーをカタチにしようって話。岩屋の金水 カムバックウォーター。」
どこからかペットボトルを取り出す。
地域活性化の一つ。でも面白くない?ただの水、だけど、頑張ろーって想いが詰まった水、負けてたまるかって想いが詰まった水、力が湧いてくるよね。疲れを忘れちゃうよね。これイイんだよ、ホント。」
まるで少年のように無邪気な笑みを浮かべ、水を一気飲みする。
「あ、もう時間?ちゃんと宣伝してね、カムバックウォーター。ん?次?そうねぇ、アメリカ合衆国大統領と対談。なーんてね。水のイベントよ、じゃぁよろしく。」
手をふり、足取り軽やかに男は去っていく。
秘書の男もインタビュアーを一瞥し、何かを小声で呟き、後へ続く。